スマホが低速充電って表示されるんだけど原因って何?
androidスマホを充電しようとした時に表示される事がある「低速充電中」の表示ですが、このまま充電してもなかなか進まず100%までとても時間がかかってしまう場合があります。
どういった場合に低速充電になってしまうのか、また対策方法はあるのかをご紹介したいと思います。
スマホが低速充電と表示される原因と対策
まず低速充電になりやすい原因として考えられるのが、新しく充電器やケーブルを購入した場合です。
他にも充電環境や本体自体に問題が起きている場合があるので確認していきましょう。
充電器の出力が低い
最近はコンビニや100円ショップでも手軽に購入できるようになった充電器ですが、こちらが原因になっている可能性が考えられます。
安いに越した事はないですがそこで粗悪品を買ってしまうと出力が低すぎる場合があり、いつまで経っても充電が進みません。
スマホの充電に使用するなら最低でも「5V(ボルト)/2A(アンペア)」は必要ですので、お使いの充電器が出力可能か確認する必要があります。
また、高速充電に対応したQuick Charge(クイックチャージ)やPD対応(Power Delivery)と書かれた充電器を購入する事で充電器が出力不足になる可能性が無くなります。
ケーブルの出力不足
充電器の出力は足りているけどケーブル自体がその出力に対応できなければそのケーブル上限までしか性能を引き出せない為低速充電になることがあります。
本体購入時に付いてきたケーブルを使用すれば出力が足りないという事は考えにくいですが、家や職場などにケーブルを忘れて仕方なくコンビニや100円ショップなどで購入した場合、充電器同様で原因になりやすいので注意しましょう。
また購入する際にも急速充電対応やPD対応(Power Delivery対応)と書かれたものを購入するようにしましょう。
ケーブルが劣化・断線している
ケーブルを長期間使用していると、内部で断線している可能性があります。
見た目は問題なくても劣化していることも考えられるので、他の機器で確認して動作がおかしくないか確認してみましょう。
充電が途中でとまったりまた始まったりする場合は断線か劣化している可能性が高くなります。
このまま使用するとケーブルを頻繁に抜き差ししている状態と同じになり本体内蔵バッテリーへの負荷も高く、とても危険な為早急に交換しましょう!
USB変換器を使用している
microUSB・type-C・Lightningの3タイプを変換して使用できるケーブルがありますが、こちらはmicroUSBからType-CやLightningに変換する場合が多いです。
microUSBはType-CとLightningに比べ流せる電力が小さく、それがネックになり本来の性能を引き出せない場合があります。
変換器は端子の形を変えることで別々の端末に対応できるようにするものであり、流れる電力が増えるわけではないので注意が必要です。
変換器は使わず端子が独立している3in1(microUSB・type-C・Lightningに分岐している)タイプを使うか別々で用意する方が良いと言えるでしょう。
パソコンから充電している
パソコンのUSB端子に接続して充電しようとしている場合も低速充電になります。
現在主流の規格であるUSB3.0でも、電圧が5V以下かつ電流が0.9A以下になっているので本来の充電速度を発揮することができません。
高速で充電するためにもコンセントから給電できる充電器を使用するべきだと考えられます。
モバイルバッテリーの劣化・寿命
急速充電に対応しているモバイルバッテリーを使用している場合でも劣化や寿命により本来の性能を出せていない可能性があります。
バッテリーは充電する度に少しずつ劣化していくので毎日のように使っているとあっという間に寿命が来てしまいます。
他の機器を使用してもダメな場合は新しいバッテリーを購入することも検討すると良いかと思います。
スマホが低速充電か確認する
スマホが低速充電になっている場合は、スマホの画面に「低速充電中」とアラートが表示されているはずです。
しかし表示されていない場合でも明らかに遅い場合は低速充電モードになっている可能性があるので、
「USBチェッカー(電流電圧テスター)」と呼ばれる測定器を使用することでどの程度出力されているか確認できるのでこちらもご検討ください。
また、一部の機種には「いたわり充電モード」が搭載されており、スマホ本体が長時間充電されている時間を記憶して該当する時刻充電器へ接続した場合に低速充電を行う機能があります。
低速充電のメリット
低速充電になってしまうと充電時間が長くなり困ってしまうのでデメリットばかりに思えますが、実は低速充電にもメリットが存在します。
ゆっくり充電することでバッテリーに負荷がかかりにくくなり、バッテリー本体の劣化を抑える効果があります。
寝ている間は長時間充電しても問題ないので、劣化を抑えつつフル充電にすることが可能ですので普段使う時にも支障はありません。
まとめ
スマホが低速充電になる原因と対策方法について解説しました。
まとめると、
・充電器の出力不足
・ケーブルの出力不足
・ケーブルの劣化・断線
・USBを変換器を使用している
・パソコンのUSBから給電している
・モバイルバッテリーの劣化
・低速充電中と表示されていなくても低速の場合がある
いずれかに該当していると低速充電になっている可能性が高いので、今一度確認してみてください。
ゆっくり充電するとバッテリーが劣化しにくいのも覚えておきたいところですね。